不妊治療助成金の年齢制限と所得制限
不妊治療はお金がかかる、と躊躇っている人もいるでしょうが、助成金が出る治療もあることをご存知でしょうか。
そもそも不妊治療には、タイミング法・ホルモン療法・人工授精の一般不妊治療に、体外受精・顕微授精の高度生殖医療、手術療法があります。まずは一般不妊治療を行い、効果がなければ高度生殖医療、手術療法といった順番に行っていきます。
このうち、体外受精治療と顕微授精治療は、特定不妊治療として助成金が出ることになっているのです。
※年齢制限
しかし、この助成金の制度には、年齢制限が設けられているのです。何歳までかというと、42歳まで、つまり43歳未満までの人が対象となります。しかも、助成金が受け取れる回数も決まっており、不妊治療全部で6回までとされているのです。
しかし、40歳以降に不妊治療を開始した場合には、助成金を3回しか受給できないことになっています。39歳までは、6回まで受給できるのです。
なぜこのような年齢制限があるのかというと、女性は年齢と共に妊娠する確率が低下してしまうので、できるだけ若いうちに妊娠をしてもらえるよう、助成金に年齢制限を設けているのです。
※所得制限
また、年齢制限だけでなく、所得制限も不妊治療の助成金にはあります。730万円以上の所得がある家庭では、助成金を受け取ることができないのです。
ちなみに、確定申告の際、不妊治療は医療費控除の対象になるので、安心してください。原因不明の不妊であっても同様です。
ただし、助成金の詳細は市区町村によって異なるので、場合によっては受けられないことがあるので、しっかりと調べましょう。